キャッスルアンプ設定(たかちゃんコピー)

Governor Gain
ガバナーの感度を調整します。
Midから基本変更していません。ホバリングでテールが左右にゆらゆらするような現象が出た場合はLOW以下へ下げます。T−REX700EではMidでゆらゆらが出ました。感度が高いほど回転復帰のレスポンスがよくなるらしいですが、ギア舐めなどのリスクや瞬間電流が増加します。
 
Initial Spool Up Rate
0スロットルからスロースタート→指定回転数で離陸に達するまでの時間を調整します。
Midから基本変更していません。
気が短い方はローターが暴れない程度に早くすれば離陸がすぐできます。
スケール機は長いほうがそれっぽいかも。
 
Head Speed Change Rate
ホバからアイドルアップに移行したり、ヘッドスピードチェンジするときの移行時間の速さを調整します。
High(8)でも、回転が上がるのに23秒かかって遅すぎです。カスタムで1318
に設定すれば1秒くらいで回転が上がります。
 
 
 
 
Cuttoff Voltage
電圧降下のリミットをセッティングします。
通常はAuto-Li-po(セル数自動判別)、3.2V/Cellで問題ありません。結構ギリギリまで使う人(あまりリポに良くないですが)や、負荷時の電圧降下が大きく、カットがかかる場合は、3.0V/Cellくらいまで下げます。
 
Current Limiting  Insensitive
過電流のリミッター感度をセッティングします。12S機では通常Nomalで十分です。
T−REX550Eなど6Sで3Dフライトなど、最大Aが大きくてカットがかかるときはInsensitiveにします。Disabledでカットなしにできますが、自己責任になります。通常瞬間カットがかかっても、すぐ復帰するようで気づかない場合が多いです。
 
Cutoff Type  Soft Cut off
ヘリはSoftを選択します。HARDにするとカットした瞬間に動力が失われて落ちます。
 
Motor Timing
基本的にNomalから変更していません。知識もなくここでパワーアップしてESCやモーターを壊してしまう可能性もあります。可変ピッチのヘリはここを変更してパワーアップするよりも、パワーが足りないと感じたら、リポの放電レート、ピッチやヘッド回転数を調整したほうがわかりやすいし、良い結果が出ると思います。
 
Direction
モーターが逆回転したら、線をつなぎ変えなくてもこれで回転方向を変えることができます。
 
PWM Rate
モーターの諸元表に推奨値が書いてありますが、大概8kHzで無難です。
理由は知らないが、アウトランナーモードは評判があまりよろしくないらしい。
モーターの温度が高くてESCが冷たい場合は12khzにしてみると良いかも。
 
 
 
CCのHPにT−REX700Eだけですが、推奨セッティングが公開されています。
http://www.castlecreations.com/support/align_heli_files.html
 Governor Mode Type:Fixedと書かれていますが、これはいわゆるガスモードという意味ではなくて、ガバナーの回転数固定(SetRpm)モードの意味のようです。


【オートローテーションをやり直し可能にする】
一般的な電動ヘリのESCは離陸時、急激にローター回転が上がらないように、スロースタートがかかるようになっています。ESCにより一瞬最スローでは復帰する物もありますが(ALIGNなど)、フェニックスは、うっかり瞬間でも最スローに入れてしまうと、スロースタートがかかって、いくらピッチアップしても機体が浮かなくなったりします。この場合、最スローに入れないように注意するか、離陸したらすぐにアイドルアップするなど対処方法があります。
 
しかし、オートローテーションを失敗してやりなおそうと解除してもゼロスロットルとなったと感知して、再スロースタートになり、やり治しが利きませんので一発勝負になり、解除してもそのまま回転復帰が間に合わず地面に刺さります。ホールドで少し回転した状態にする方もいらっしゃいますが、小出力状態で無理にピッチアップで負荷をかけ続けると負荷がかかり、最悪モーターとESCが燃えたり壊れたりする可能性があります。っていうか、そもそも出力があればオートロじゃない。。。
 
フェニックスのESCではホールドを解除した瞬間に急速に回転を上げてくれるようにセッティングする方法があります。
 
@   キャッスルリンクの設定画面で「AUTORTATION ENABLE」にチェック入れます。
(ゼロスロットルから少しスロットル出力を上げても、モーター回転しない空間ができます(下記図ピンクの範囲)
A   プロポのホールド設定でモーターが回転しないくらい、少し(JRなら+8.0〜9.0くらい)スロットルが入った状態にします。
このスロットル区間ではモーターは回転しませんが、ホールドを解除した瞬間に、スロースタートをキャンセルして素早く回転を復帰させることができます。後にログデーターでチェックして1.11.2msに入っていればOKです
B   ピ二オンを外すなど、モーターを実際に回してモーターが最大回転で安定した状態(赤いLEDが点灯。スプールアップ中では機能が働きません)でホールドON→すぐに解除で、スロースタートに入らず、回転が即座に上がれば成功です。
 
※若干ディレイが効きます。GP機のようにプロポのホールド設定でディレイを入ないで、0にしてください。
 
※ホールドを入れた状態で、バッテリーを接続しても、スロットルが入っていると感知して安全装置が働くため、アームすることができません。ホールド解除して、スティック最スローで0スロットルになった状態で接続してください。


ガバナーモード(SetRpm)設定】
ガスモード(Fixed-Endpoints)でも十分飛びますが、スロットルカーブの調整が必要になったり、フライト前半で過回転、電圧降下によりピッチのレスポンスはもちろん、舵のキレやラダーの感度にまで影響が出ます。
 
そこで、可変ピッチの電動ヘリ(特に3Dフライト)はガバナーモードが推奨されています。
 
一般的なESCのガバナーモードHigh or Lowでスロットルカーブ一直線の増減でリニアに回転数を微調整してセッティングします。しかし正確な回転数は回転メーターで測定するか計算して勘でセットするしかありません。 しかしフェニックスのESCには便利な【RpmSetモード】があります。希望のローター回転数を入力するだけで、ESCが計算してその回転数を回してくれるのですから、こんな便利な機能を使わない手はないと思います。CCもrpmセットモードの使用を推奨しています。
 
@   固定スロットル(Fixed Endpoints)であらかじめプロポのスロットル範囲をあわせておきます。
A   キャッスルリンクを立ち上げ、ESCと接続。
B   Throttleタブ
(Vehicle type) Helicopter
(throttle type)Governor Mode
C   ガバナーモードの「SetRPM」にチェック
D   バッテリーのセル数入力
E   ピ二オンギアとメインギアの歯数、モーターのkv値、Magnetic Poles in Motor(モーターの磁石の数。モーターのスペック表を参考にするか、隙間から覗いて数えます)を入力。どうしてもマグネットの数がわからない場合(まずないが)下の【I don't know〜】で計測できるらしい。
FOKをクリック。
イメージ 2
F   Desired head Speeds:
1,2,3と3つのローター希望回転数を記憶させることができます。
 【例】
たとえば1900、2000、2100と3パターン入力してみます。

イメージ 1

1      1900rpm ノーマルモード

スロットルカーブを30%の一直線。ただし一番左のポイントは最スローでバッテリーの接続時にアームする為と、離陸までの間、ローターが回らないように0にする。

イメージ 4

2      2000rpm アイドルアップ1

スロットルカーブを70%の一直線

イメージ 5

3      2100rpm アイドルアップ2

スロットルカーブを100%の一直線

イメージ 6

 

とフライトモードごとに切り替えることができます。ちなみにこのモードではスロットルカーブは、この記憶した数値を3通り切り替えることのみ使われて、たとえば70%を80%にしても2000rpmからリニアに回転数が増えることはありません。前記のとおり、スロットル0ではモーターは回りません。

 

上記ではギア比が適正な場合です。もし、rpmを次のように極端に低かったり、高めに入力した場合、警告文が出ます。

イメージ 3
1  1500rpm
ギア比に対して回転が低すぎる 本当に1500で飛ばしたいならば、ピ二オンの歯数を減らすなどギア比を下げます。
2  2200rpm
ギア比に対して少し回転が高い。ただしこの場合大概2200回ることが多いので問題な し。
3  2400rpm
 ギア比に対して回転が高すぎる。2400rpm以上まわしたいならば、ピ二オンの歯を増やしてギア比をあげます。ただ、少々のオーバーなら、電圧の高い前半はこのまま2400回りますが、負荷がかかった時や後半は回転が落ちます。
 
セッティング後、モーターを空回しして、ログデータをチェック、フライトモードを切り替えて、希望の回転が出ているかチェックしてからフライトすれば確実です。
回転数値は自動的に若干自動補正されます。
 
他に(Govener High)を選択して、同じようにギア比などを入力後希望回転数を入力すると、スロットルが何%か記載されて、プロポ側のスロットカーブをそれに合わせる方法もあります。回転数を飛ばしながら徐々に調整して決めたい人はこちらがいいかも。
 

キャッスルスロットル位置認識方法



http://www.youtube.com/watch?v=pTQcCxCxh_U


まず、PCにキャッスルリンク(http://www.castlecreations.com/downloads.html)をダウン・インストして、
PCとキャッスルUSBリンクキットを接続します。
 
次にキャッスルリンク設定画面のESCのモードを「ヘリコプター」・固定スロットル「Fixed Endpoints」にします。





(1)ノーマルのスロットルカーブを右肩上がりの45度直線に変えておく。送信機の
スロットルエンドポイントをハイ、ローとも50%に

(2)スロットルハイでバッテリを接続。スロットルエンドポイントのハイ側の%を
徐々に上げていきます。うちのは95%のところでピロロピロ。これでハイ側
設定完了。バッテリを外します。

(3)再度スロットルハイでバッテリを接続。ハイが認識されたところで、スロットル
ローにして、同じくロー側のエンドポイントの%を上げていきます。うちのは
112%でピロロピロ。認識されました。バッテリを外します。

(4)通常通り、スロットルローでバッテリを繋いで、適正にアームされるのを
確認。

@  ESCのモードをヘリコプター、固定スロットル(Fixed Endpoints)にする
A  プロポのスロットルチャンネルトラベルアジャストを最スティック↑75%、スティック↓75%に減らす(JRの場合)。スロットルカーブを0-100の一直線にする。
B  送信機、受信機ON。スロットルレバーを最
C  リポをつなぐ
D  スロットル上のトラベルアジャストを認識音がするまで75%から徐々に上げていく(大体100120%)。認識音がするところピッタリでストップ。注:一回目の「ピロリン」は無視して、更に上げた所の2回目の「ピロ、ピロ、ピロ、ピロ」が認識音です。
E  スロットルレバーを最↓
※もし、下げただけで認識音がしたら、失敗の可能性が高いのでAからやり直し。
アーム音がするまで、徐々にスロットルの下トラベルアジャストの範囲を増やしていく(100120%)アーム音「ピロリン♪ピロリン♪」がするところピッタリでストップ。私はずっとJRユーザーなので解からないんですが、フタバの機種によってはスロットルチャンネルをリバースにしなくてはいけないかも。
F  モーターを回し、最スローからフルハイまでスムーズにモーターが回るかチェックする。スプールアップが完了して、フルハイまで回転が上がるとESCのLEDが赤く点灯します。
※上記の手順で認識音が鳴らなかったり、範囲が大幅にずれている場合は最初からやり直します。



キャッスルリンク日本語取説